中国本土のスマホ決済(QRコード決済)は非常に普及率が高く支払の9割以上で使われています。
上位2位がAlipay(アリペイ)とWeChatPay(ウイーチャットペイ)になります。
日本では中国マネーを期待してインバウンドに目を向ける人が増え、Alipayは日本で30万店以上で使えるようになっています。
そんな外国のスマホ決済の波がいよいよ増えていきそうな気配です。
今回は台湾でシェア最大のスマホ決済「JKO PAY(街口支付)」についてです。
台湾でシェア最大のスマホ決済「JKO PAY(街口支付)」
JKO PAY(街口支付)は”ジェイコペイ”と読みます。
JKO PAY、LINE Pay、Apple Payが3強でスマホ決済の6割超を占めてます。JKO PAYが飛び抜けて高い比率と言うわけではありませんが、3強で20%超づつのシェアを取っている感じですね。
肝心の中身ですが、スマホ決済の他にフードデリバリーやタクシーの手配などができるようで日本のスマホ決済と比べると少々毛色が違うようです。
また、店舗紹介に力を入れているようで、店舗側からは集客に役立ち、ユーザー側からは口コミ情報など役立つ内容です。
この辺は日系のスマホ決済業者も力を入れるべきで、店舗名が検索できても何屋か分からないというのはしょっちゅうあります。
日系のスマホ決済ではOrigami Payが店舗紹介では頑張ってる感じがします。
JKO PAY(街口支付)の日本での普及
これは正に2019年がスタートなんだと思います。昨年秋にJKOPAYとの提携発表していた業者はいくつかあるものの、あまり目立った動きがなくここまで来ています。
日本での普及の鍵を握るのは台湾からの訪日観光客の需要を取り込みたい観光施設、宿泊施設、土産物店、小売店、飲食店と言ったところでしょうか。
スマホ決済が日本でも2019年から急激に普及しているように、台湾でも同じような状況ですから今後売り上げを伸ばしたいという店舗は導入するだけの価値はあると思います。
インバウンドビジネスは新たな局面
日本キャッシュレス化協会が2018年6月に日本未上陸のスマホ決済の誘致をしていました。
そこに手を上げた業者が外国系のスマホ決済を取り入れ始めています。
台湾 ・・・ JKO PAY・台湾Pay
香港 ・・・ オクトパス
韓国 ・・・ kakao pay
タイ ・・・ PromptPay
マレーシア ・・・ GrabPay
シンガポール ・・・ NETS Pay
シンガポールのNETS Payはタイやマレーシアでも使われているそうです。
今後はアジア系のスマホ決済が日本で使えるようになっていくので、インバウンドビジネスを考えている業者にも目が離せところです。
JKOPAYのように店舗の紹介に力を入れているスマホ決済は宣伝・集客の面で非常に有益だと思われます。
スマホ決済は中国系からアジア系に、840万にの中国人から2500万人(もちろん中国含みます)へと急激な変革の時期を迎えています。
中国系以外の外国スマホ決済の導入
また後日加筆いたします。