格安SIM大手のマイネオが料金体系を改定し、「マイピタ」というプラン名で2/1から申し込めることを発表しました。既存のマイネオユーザーも2/1からマイピタへの変更が申し込め、2/25までに変更手続きをすると3/1から新料金の適用が受けられます。
ちょうどいいプラン「マイピタ」
docomoの新ネット専用プランahamo、auのpovo、ソフトバンクのSoftBank on LINEが12月と今月話題を呼び、格安SIM会社の動向も注視されてきました。
大手3社が20GBパケット・5分かけ放題・月々2,980円とほぼ横並びの状況となっているので、これが1つのスタンダードな形と認識され始めています。
格安SIM会社の会社は大手の新スタンダートよりも割安なプランの提供が期待されました。
その消費者の期待に応える形で格安SIM大手のマイネオが新プランを発表し、すぐ翌月から新プランを開始するというスピード感ある形で新プランを展開します。
新プラン「マイピタ」を見てみよう
デュアル(通話SIM) | シングル(データSIM) | |
A・D・Sプラン共通 | A・D・Sプラン共通 | |
1GB | 1,180円 | 800円 |
5GB | 1,380円 | 1,150円 |
10GB | 1,780円 | 1,550円 |
20GB | 1,980円 | 1,750円 |
通信料金のベースとなるプランが上記の通りで、大手キャリアの新ネット専用プランより同じ20GBでも月々1000円も安いという事になります。
もっとも、5分かけ放題や低速1Mbpsという内容が大手のネット専用プランには含まれていますので、全く同じ内容で月々1000円安いというわけではありません。
マイネオが新プラン「マイピタ」を通じて皆さんに投げかけてるのは、自分自身の使い方をしっかり見極めれば大手キャリアより割安で使えるというものです。
そこで少し使い方を想定して考えてみたいと思います。
使い方1.通話が多い人
マイネオでは通話5分かけ放題は用意されていませんが、通話10分かけ放題オプションが+850円で提供されています。
筆者も仕事でスマホを使ってますが、他社の5分かけ放題を以前使ってみたところ正直5分で終わることは少なく、10分かけ放題であれば9割方終えることができました。(これはあくまで主観です)
大手の新ネットプランでは5分を超えると30秒20円の通話料が加算されますが、マイネオの場合は10分かけ放題が専用アプリからとなっており、10分を超えても30秒10円で済みます。
また、マイネオ通話アプリは10分到達前に音や振動で知らせてくれるので、一旦電話を切ってかけ直せばまた10分かけ放題に該当するので余分な通話代を省けます。
通話アプリ利用で通話料が大手の半額になっている点はポイントが高いです。10分かけ放題オプションは850円がプラスされますが、月合計42.5分以内の通話時間ならオプションなしでも良いです。
通話だけを想定した場合 1,180円(1GB)+850円(10分かけ放題)=2,030円
通話中心の場合はマイピタ+10分かけ放題で大手新ネットプランより遥かに安くつくことでしょう。
使い方2.パケットが20GBでは足りない人
人によっては通話はほとんど使わずにデータ通信中心という人もいます。
また、自宅や職場にWi-Fi環境がなく、20GB以上を毎月使っている人もいます。
大手の新ネットプランもマイネオのマイピタもも20GBとなるので足りない場合は追加でパケットを購入する必要が出てきます。
この足りないパケットですが、マイネオは面白い事にメルカリ等のフリマアプリで個人間取引が行われています。足りないパケットの追加も非常に安く行えます。
大手新ネット専用プラン 1GB辺り500円
マイネオ個人間取引 10GB辺り900円~1000円位
マイネオの場合は+350円で500Kbpsパケ放題があるので、アプリで低速に換えてパケットを節約することができるのも大手新ネットプランより優位な点です。カーナビアプリやYoutube低画質ならパケ放題500Kbpsで運用できてしまいます。
20GB使用後に大手新ネットプランは低速1Mbpsに制限されますが、マイネオは200Kbpsに制限されるので20GB使い切った後の速度はマイネオより大手新ネットプランのほうが上ではあるのですが、パケットを消費しない低速への切替が自由に行えるマイネオの場合は低速パケ放題を組み合わせる事でパケットの節約ができるので、パケットヘビーユーザーから見ても20GBは十分な容量と言えるかもしれません。
使い方3.バランス型
通話もパケットも適度に使う人には予算から考えてみるのも良い手です。
ここで言う予算は大手のネット専用プランの2,980円をターゲットにします。
大手より安く使うという観点ではなく、大手と同じ予算ならどのように使えるか?という同予算比較です。
大手キャリア 新ネットプラン パケット20GB・通話5分かけ放題・月々2,980円
マイネオ「マイピタ」
10GB 1,780円
10分かけ放題 850円(超過分半額)
低速パケ放題 350円
------------
月々 2,980円
同じ予算比較の場合、通話利用については大手のネット専用プランより明らかにマイネオの方が安くつくのでマイネオに軍配が上がります。
低速への切替でパケット節約ができない大手と比べると低速パケ放題のマイネオは使う場面にもよりますが、テキスト中心だとか低画質YouTube(音楽目的ならこれでOK)目的であればパケットを消費する高速通信を使う必要がなくパケットの節約ができます。
400円安いマイピタ5GBでも良いかもしれませんね。
マイネオのマイピタの場合、基本プランを整理して分かりやすくした一方でオプションによる選択肢が大手より豊富なのでさらなる節約に繋がるという事になります。
使い方4.通話しか使わない 通信しか使わない
・通話とSMSしか使わない
・データ通信しか使わない(LINE等メッセージアプリで通話)
このような使い方の人もいます。
通話中心なら10分かけ放題のマイネオ、データ通信しか使わないなら月々1000円安いマイネオ。
結局使い方によるのですが、マイピタが大手よりかなり優位性があるのが分かります。
もっとお得に使うために
マイネオは事務手数料として3,300円(税込)かかります。
シングル(データSIM)が月々800円からとなっているのを見ると初期費用(冊子やSIMカード送付費用)は別枠で考えないと基本的には成り立たないと思われます。契約して即解約でも違約金が無いのでこの場合はマイネオは赤字にしかなりません。気に入らなくても何か月か使ってあげてほしいところです。
一方で、マイネオはエントリーコードというコードを使うと事務手数料を無料にできます。
事務手数料が無料になるクーポンみたいなもので、折角安く運用したいという場合はエントリーコードを入手したいところです。
当ブログでは事務手数料を無料化するクーポンたるエントリーコードを無償配布しているのでぜひご利用ください。
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