個人向け格安SIM大手のマイネオですが、個人事業主の業務用に使えるかを考えてみたいと思います。
特にプライベートと業務で全く同じ端末・回線を使用している方は分けた方がメリットのほうが多いと思いますのでその辺りを税制面交えてお伝えします。
一方、個人事業主でマイネオ法人の契約ができるかという問い合わせがありましたがマイネオでは法人契約はあくまで法人格が必要となっておりますのでご留意ください。
マイネオ法人に関しては下記をご覧ください。
個人事業主におけるスマホの業務使用とは?
個人事業主での就業スタイルは多種多様にありますが、個人事業主と言う呼び方は法人を設立せずに事業を営んでいる方全般を指しています。最近話題のフリーランスも個人事業主の一種です。
個人事業主がスマートフォンを業務に使用するのは現在では一般的で、顧客や取引先との連絡用だけでなく業種によっては自身の業務用アプリやシステムなどにもスマートフォンを使います。コロナ禍以降にはスマホでWeb会議に参加する機会も増えているのではないでしょうか。Web会議もスマホの業務利用の1つです。
また、他の業務使用の例を挙げてみるとフードデリバーの分野では配達員自身のスマホで専用アプリやそれと連動したカーナビアプリを使って注文者の元へと配達しています。
このようにデータ通信ができないと何もできなくなってしまう分野も増えています。
個人事業主におけるスマホ使用の注意点、通信費の仕訳
個人のスマートフォンを業務に利用すること自体は何も問題ありませんが、この場合は経理処理に注意点があります。
通信費として計上できるのはあくまで業務利用分あとなり、1台で業務にも日常生活にも使用している場合は利用実態から家事按分する事で経費計上が可能です。家事按分での経費計上では仕事で使用する頻度や時間などに応じて通信費として計上する割合を定めておく必要があります。
また、従業員の個人携帯を業務に使用させている場合は利用明細から業務利用分を計算することで通信費として計上ができます。
税務調査があるとどのような根拠で按分したり計算したか問われるのでこの辺りの処理では少々面倒に思われる方もいるのではないでしょうか。
通信障害バックアップ回線の確保の必要性
スマートフォンの業務利用はますます増えており、通信ができないと仕事にならないというケースもまた増えています。
これは個人事業主も例外ではなく、スマホが使えないと進まない、捗らない業務も増えているかと思います。
近年は3大キャリアいずれもが大規模な通信障害を起こしており、通信障害があると当然通信ができないので仕事が止まってしまうという事態が起こってきました。
通信障害対策には元々使っているキャリアと別キャリアのSIMを別回線として持っておくのが有効な手段になっています。
個人事業主のマイネオの活用方法
元々大手キャリアより利用料金が安いマイネオですので、個人事業でも安い回線に越したことは無いと思いますのでマイネオの業務利用は大いに検討すべきかと思います。また、プライベート回線と業務用回線をきちんと分けた方が色々とメリット(経理仕分けがしやすい、通信障害対策など)があるのでマイネオで業務用回線の追加というのを検討してみては如何でしょうか。
マイネオでは1人で10回線まで契約する事が可能です。これを活かして個人プライベート回線と業務用回線に分けて(自分でそのように位置づけるという意味です)契約しておくと経費計上も簡単になります。また従業員へSIMを貸与するなどで従業員の通信費計上もしやすくなります。
最近はデュアルSIM機(例えばiPhoneならXs以上でデュアルSIMが使えます)も増えていますので、1台の端末でプライベート回線、業務用回線を使う事ができます。(電話番号も2つ持てます)
デュアルSIMの運用例は別記事にもありますので宜しければそちらもご覧ください。
まずはご自分のプライベート部分でのスマホの使い方、業使用部分でのスマホの使い方を整理してみてください。(これがとても重要です!)
元々プライベート回線がある前提で記事を書いておりますが、プライベート回線がマイネオ含めMVNOの場合でiPhoneでは2回線目としてマイネオの利用は出来ません。(iPhoneの仕様のためです。この場合は本記事の組み合わせはできないため別に考える必要があります。)
通話が主体の場合の業務用回線追加例
プライベートではSNSやユーチューブ動画などを見ていても業務利用部分を考えるとメールと電話だけという方も多いのではないでしょうか。
この場合は次のような回線追加の仕方が考えられます。(既に業務用がある場合はMNPにて切り替えを)
プライベート回線 :従来の回線
業務用回線(追加):マイそくライト(300Kbps)+かけ放題オプション(オプション料は下記) 月々660円
■10分かけ放題オプション料 550円
■無制限かけ放題オプション料 1,210円
マイそくライトでは660円で1回線使えて大変割安なコストで維持ができます。
通話利用が主に待ち受けのみの場合であれば業務用回線はこの660円で済むことになります。
自分から通話を発信する場合は10分かけ放題か無制限かけ放題のどちらかから選択ができます。業務の通話は用件のみという事も多いと思いますのでそう言う短時間通話が大半の方ですと10分かけ放題で十分かもしれません。(10分以内にかけ直すと定額で使えます)
マイそくライトでもメールやLINEのやり取りくらいですと300Kbpsの速度でも十分使えます。もう少し速度が欲しい場合はマイそくスタンダード(1.5Mbps・990円)も選択肢になるでしょうか。
注意点としては月曜~金曜の12:00~13:00は32Kbps制限になってしまいますのでこの速度はメールやLINEも厳しいです。この時間帯はデータ通信のみプライベート回線を流用すると良いかと思います。
データ通信主体の場合の業務用回線追加例
データ通信もきっちり業務で使うという場合はマイネオでは3通りの利用法・プランが考えられます。
1.マイそく・スタンダード(1.5Mbps) 月々990円
2.マイピタ1GB+パケット放題Plus(1.5Mbps) 月々1,683円
3.マイピタ20GB(パケット放題Plus無料付帯) 月々2,178円
2と3は月500円弱の差なので3番を取ってしまえば問題なさそうにも思いますが、一方で1.5Mbpsの速度で十分というケースも多く、マイネオの支持層の方もこれを支持しているケースも多いです。
1.5Mbpsで十分という場合は1と2のどちらを選択するかという事になります。これは月曜~金曜の12:00~13:00にスマホのデータ通信を使うか使わないかだけが選択肢となります。自宅や事務所のWi-Fiで済んだり、その時間帯はプライベート回線で代用できるという場合は1で問題ないかと思います。(1でも土日は速度制限ありません)
3のマイピタ20GBプランの場合は高速通信が必要と言う場合になってきまして個人的にはPCでWeb会議をこなすような利用が思い浮かびますが、スマホでのWeb会議参加だと1.5Mbpsで利用出来てしまったりもします。
データ通信のプランが決まればあとは必要に応じてかけ放題オプションを付けるか付けないかなど選択していくと良いかと思います。
マイネオなら個人事業主の利用でも問題無し
今回の記事のまとめは次のようになります。
・大手キャリアよりも安いマイネオで業務用回線の検討を
・プライベート回線と業務用回線を分けて使うことで経費計上を明確化
・通信障害対策としてプライベート回線と業務用回線のキャリアは別々にする
マイネオはトリプルキャリア(docomo、au、ソフトバンク)対応で好きな回線が選べますし、eSIMでauとdocomo回線の導入もできますのでマイネオは今回の記事に適したキャリアと言えます。
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