引っ越しが多い方に心強い味方のホームルーター or モバイルルーター。
回線を引く必要がない代わりにSIMが必要になりますが、契約先の候補としてまず挙げられるのが格安SIM業者として高い顧客満足度を誇るマイネオです。
マイネオはモバイルルーターの販売もしており(残念ながらホームルーターは取り扱っておりません)回線契約と共に導入される方が続々と増えております。
そこでこの記事では、マイネオでホーム or モバイルルーターを使用する際や機種選定のポイントを解説したいと思います。
ホームとモバイル、違いは携帯性と電波範囲・安定性
ホームルーターとモバイルルーターはSIMで通信する仕組み自体は同じもので、違いは「外に持ち出せるか否か」と「電波の範囲・接続安定性」の2点となっています。
ホームルーターには当然ながら電源(コンセント)が必要です。
その場から動かせない代わりに電波範囲と接続時の安定性に優れ、屋内においてはモバイルルーターを圧倒する快適性を誇ります。
対するモバイルルーターは、まさにホームルーターと真逆の特性を持ちます。
バッテリーで作動し、外に持ち出せる代わりに電波の範囲と安定性はホームルーターに及びません。
また、電源に接続した状態で長期間使用すると、バッテリー寿命が短くなりやすい欠点も持ちます(スマホと同じ)。
中には『ニンテンドースイッチ』のように、外においてはモバイルルーター、家に持ち帰った時はドックに挿してホームルーターとして両立するタイプもあります。
ただし、性能はあくまでモバイルルーターに準じるもので、ホームルーターを完全に置き換えられるものではありません。
なお、こちらの両立タイプはマイネオで取り扱いがあります。
使用時間が少ないならモバイルルーターを選ぼう
マイネオで取り扱いのあるモバイルルーターを選ぶべき人は、外に持ち出す必要がある人はもちろん、ネットの使用頻度が低い人も該当します。
使用頻度が低い場合、」ルーターの性能が低くとも問題になりにくいからです。
もちろん、短時間しか使わないがその時だけは高い速度や安定性を要する、というのなら話も変わりますが、それは珍しいパターンではないでしょうか。
在宅時の快適性重視ならホームルーターを選ぼう
モバイルルーターと真逆の特性を持つホームルーター。
こちらに向くのは外ならスマホで十分、PCの接続等もテザリングでOKだが、在宅時の快適性は向上させたいという方です。
より具体的にいうと本来なら固定回線が理想だが、工事をする暇がない、あるいは価格の高さがネックであると考えている方がホームルーター導入の対象になります。
ただ、マイネオでホームルーターを利用する際に障壁となるのが、マイネオ自身はホームルーターを販売していないので、別途入手する必要があるという事です(モバイルルーターは販売しています)。
マイネオで販売中のモバイルルーター
こちらの項目ではマイネオで取り扱いのあるモバイルルーターを一覧できます。
固定回線に迫る速度が欲しい、という訳でなければこちらで十分の性能があります。
なお、これらのルーターはすべて5G通信に対応し、国内4キャリア(docomo・au・Softbank・楽天モバイル)の回線に対応しています。
mineoの最新機種(2023.5.12)はこの記事で解説しています。
NEC Aterm MR10LN
WAN受信速度:150Mbps
Wi-Fi速度:5GHz 433Mbps・2.4GHz 150Mbps
バッテリー容量:4000mAh
2023年3月現在、マイネオ取り扱いルーターの中では最新型の製品です。
小型の割にバッテリー容量が大きく、比較的長時間の使用に耐える事が特徴です。
迷ったらこの機種で良いでしょう。
富士ソフト FS040W
WAN受信速度:300Mbps
Wi-Fi速度:5GHz 433Mbps・2.4GHz 不明
バッテリー容量:3060mAh
MR10LNと比較して性能の高さが売りとなるモバイルルーターです。
バッテリー容量が心許ありませんが、バッテリーを取り外す事ができ、その状態のまま電源を繋いで使用する事もできます。
富士ソフト FS040W クレードル付き
WAN受信速度:300Mbps
Wi-Fi速度:5GHz 867Mbps・2.4GHz 不明(クレードル挿入時の性能)
バッテリー容量:3060mAh
有線LANポート有り(クレードルの機能)
FS040Wと専用クレードル(ドック)のセット品です。
ゲーム機「ニンテンドースイッチ」と同じで、外ではモバイルルーターとして、在宅時はクレードルに挿してホームルーターとして使えます。
ホームルーターモードではWi-Fi速度が向上する他、有線LAN接続も可能です。
また、バッテリーを取り外したままクレードルに挿入できるので、バッテリー消耗を心配せずに済む利点があります。
ホームルーターは慎重に選ぼう
マイネオが販売していないため、導入の敷居が少々高くなるホームルーター。
「適当なSIMフリーモデルを買えばいい」と考えると、罠に陥るのでご注意ください。
なぜかというと、最近のモバイルルーターは高性能化しており、中途半端なホームルーターを導入しても性能が変わらないか、最悪はモバイルルーター以下の代物を掴まされる事になってしまうからです。
docomoのhome 5GやSoftBank Airのルーターなら高性能ですが、この2つは使用先の住所を登録する必要があり(契約者登録とは別に必要)、実質的に格安SIMでの使用を認めていません。
一応、SIMカードの抜き差しは可能なのでマイネオで使う方も存在する様ですが、おすすめはできません。
そこで狙い目なのが、WiMAXが提供しているホームルーター。
WiMAXは上記の2サービスと違って使用先の住所登録は必要ありません。従って流用や中古機の購入も問題なしです。
ルーター自体はauとWiMAX 2+回線専用ですが、マイネオはau回線プランを選べるので問題ありません。そしてWiMAXで契約して使うよりも、ルーターだけ流用してマイネオで運用した方がずっと安上がりです。
新品はWiMAXと契約しないと手に入りませんが、中古で入手可能です。
ただ、注意したいのはWiMAXのホームルーターはマイネオが公式に動作確認を取っていないという事。
たとえau回線のマイネオSIMを用いても使えない可能性があるので、この記事ではコミュニティサイト「マイネ王」で使用報告のあったものだけを紹介します。
ZTE Speed Wi-Fi HOME 5G L11
WAN受信速度:2.7Gbps
Wi-Fi速度:5GHz 1201Mbps 不明・2.4GHz 不明
2ストリーム(2×2)
最大接続台数30台
auおよびWiMAX 2+回線専用
WiMAX現行ホームルーターの代表機種です。
性能はモバイルルーターを大きく超え、固定回線用ルーターに匹敵します。
ただ、表記は少々ベストエフォートが過ぎるきらいもあり、実際にそこまでの速度は出ません。ほとんどの場合で光回線には劣るシーンの方が多いです。
このルーターは「au4G」+「au5G」+「WiMAX 2+」の3回線をまとめて使う事ができ、その力業によって高い理論値を実現しています。
ですが、マイネオで格安利用する場合にはWiMAX 2+回線は使用できませんので、WiMAX契約時と比べて速度低下には目をつぶる必要があります。
ただ、それでもモバイルルーターに比較すれば圧倒的な速度が期待できるでしょう。
NEC Speed Wi-Fi HOME 5G L12
WAN受信速度:2.7Gbps
Wi-Fi速度:5GHz 不明・2.4GHz 不明
最大接続台数40台
4ストリーム(4×4)
auおよびWiMAX 2+回線専用
2023年3月現在WiMAXのホームルーターで最強の性能をもった製品です。
L11よりも高価ですが、それを上回る性能を誇りながらL11よりサイズがコンパクトであり、NECの技術力が伺える一品です。
マイネオで5GのSIMを契約するにあたっても理想的なホームルーターだといえるでしょう。
ルーター用にはシングルタイプを契約しよう
マイネオでは、データ通信専用のプランを「シングルタイプ」と呼称します。
なので、ルーター用SIMにはシングルプランを契約する、と覚えてください。
音声通話ができるプランは「デュアルタイプ」といいますが、ルーター自体に通話機能はないので、間違えてこちらを契約すると無駄なお金を払ってしまう事になります。
ギガ数(パケット容量)は20GBあれば大抵事足りる
マイネオでは最大で20GBの容量契約ができます。
この容量だと、ギガ数(パケット)を消費する代表例たる無料の動画系サービス(You Tube・Instagram等)でも平均して月50時間程度使えます。
それより軽くなる他のサービス(スマホ版オンラインゲーム・無料通話アプリ等)なら、軽く数百時間を突破するので、事実上20Gもあれば十分といえます。
ギガ数はパケ増しで解決
マイネオではギガ数(パケット)を増やせる施策がいくつも存在します。
その中でもコスパの高い方法がパケ増しというサービス。
最初に答えを書くと、複数回線の契約者に対して「契約している内で最大容量と同じギガ数を全保持回線へ翌月付与する」というものです。
そのため、例えば1GBコースと20GBコースを契約してパケ増しを使えば、翌月には(1GB+20GB)+(20GB+20GB)=61GBの容量を使えてしまいます。
マイネオの別施策「ゆずるね。」を20回達成する手間を掛けないとなりませんが、非常に強力です。
例えばスマホで1GBコース、ホーム or モバイルルーターで20GBコースを契約して、パケ増しを使えばこれが実現できるわけです。
詳細についてはこちらの記事で解説しておりますので、ぜひご覧ください。
パケット放題Plusで1.5Mbpsのギガ無制限にする手もある
マイネオでは「パケット放題Plus」というオプションがあり、こちらを利用すると1.5Mbpsと低速ながら無制限の通信ができるようになります。
注意点としてシングルタイプ3GB以下では契約できません(現行プランでは1GBが該当)が、逆に10GB以上のプランなら無料で利用できます。
通常回線と切り替えて使用可能なので、うまく使えば大きな節約に繋がるでしょう。
夜間フリーでダウンロードをギガ無制限にするのもあり
夜間フリーという新しいオプションが始まりました。今まで「夜間フリー」といえば「ゆずるね。」の20回達成特典でしたが、こちらは「深夜フリー」と名前を変更しました。(旧夜間フリーと深夜フリーはほぼ同じ内容です。
深夜フリー(旧夜間フリー)についてはこちらを参考にしてください。
新夜間フリーは有料のオプションとして提供され月額990円です。
その内容は、毎日22時半〜翌7時半までの間に限り、速度・容量無制限で高速通信を行えるというものです。ちなみに3日間で10GB使用すると速度制限がかかるというような使用量の制限もありません。
時間指定ですが、OSやアプリの更新やゲームのダウンロードなどにも使えるポテンシャルを持っています。
詳しくはこちらの記事で解説していますのでご覧ください。
光回線比で月最低1,000円前後、最大なら数千円の節約に。
マイネオの最大容量となる20GBは月額1,925円(ホーム or モバイルルーターで契約すべきデータ通信専用プラン「シングルタイプ」の価格)。
対して、一般的な光回線の月額料金は各社平均で、集合住宅プランで3,000円、戸建てプランで5,500程度です。
ざっくりと計算して最低1,000円程度は節約できますし、使用状況に応じて低容量のコースに切り替えれば数千円以上節約する事も可能です。
また、光回線は契約時に事務手数料や工事の手間がかかります。
さらに契約更新期間以外での解約時にかかる違約金が高い(契約料金ひと月分の違約金が請求される事が多いです)等、未だに乗り換えしにくい現状があります。
自由になったSIM契約に比べると、光回線契約は業者がユーザーを縛る事を許す状態が解消されていないと言わざるを得ません。
その点、マイネオなら違約金は一切ありませんし、当サイトで配布中のエントリーコードを使えば契約事務手数料の3,300円さえ無料にできるので、初契約時はもちろん、もし契約解除してしまったとしても出戻りが容易です。
パスケットでさらに便利
パスケットは好きなだけ余ったパケット(ギガ)を貯蓄できるオプションです。
「毎月ギガを使いきれないけれど、月の途中で制限がかかるのは困るし、だからといって従量制は思わぬ出費につながるから嫌だ」という人にはオススメのオプションです。
注意:高画質動画と大容量ゲームには不向き
マイネオ最大の契約容量20GBで不向きといえるのは、HD画質以上の動画視聴と、ゲーム機やPC用の大作ゲームソフトやその更新データ等のダウンロードです。
これらは基本的に光回線の使用を大前提としており、モバイル回線で楽しむのは難しいといえます。
結論:意外と固定回線代わりになるマイネオのWi-Fi
マイネオはギガ数(パケット)を増量もしくは無制限で使う事のできるサービスやオプションが豊富な格安SIMです。
5G通信も現実的になってきた今、それなりに多くを求める場合でも意外と固定回線の代わりを務めてしまえるポテンシャルを秘めています。
月々の通信費は長い期間で見るとかなりの出費ですから、マイネオをうまく使う事で家計の節約に大きく貢献してくれる事でしょう。
そのためにもホーム or モバイルルーターを入手する事をおすすめいたします。
マイネオ契約には事務手数料無料のエントリーコードをご利用ください
ホームルーター運用にも抜群の相性を誇るマイネオですが、契約事務手数が3,300円かかってしまいます。
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