コロナ禍からテレワークが定着し、落ち着いてきた今もZoomなどのオンラインで行うWeb会議はほぼ定着した感があります。
ニューノーマルのコミュニケーションツールであるWeb会議は今後も重要性を増していくものと考えられますが、そこで問題となるのがネット回線です。
Zoomは音声のみを送受信するモードもありますが、基本はビデオ会議ですからそれなりの回線品質が求められます。
それでは、格安SIMであるマイネオでZoomはできるのでしょうか?
Zoomのためのマイネオのプランやオプションについて解説します。
回線速度:パケット放題Plusの節約モード以上が目安
まず必要な回線速度についてです。もし音声のみで会議に参加するならば、実測で150kbps程度出ていれば普通に会話が成立しますので、よほど混雑している時間帯でない限り節約モードでOKです。
月末でデータ量が足りないなど、どうしても低速モードで参加せざるを得ない時は音声のみで参加できないか聞いてみるといいでしょう。
ビデオ会議だと、実用的な画質設定では最低でも1Mbps程度の速度が必要です。
パケット放題Plusの節約モードは最大1.5Mbpsであり、実測ではどの時間帯もおおむね1Mbps前後ですので、パケット放題Plusの節約モードならば大きな問題なくビデオ会議に参加できるでしょう。
ただし、混雑時など速度が落ち込むと映像が乱れたり数秒止まったりすることもあります。
特に、裏で何かダウンロードを行っていたりするとてきめんにレスポンスが悪化します。
パケット放題Plusの節約モードには、裏でネットを使いながらビデオ会議をするほどの余力はありませんので、不要なアプリ等は停止した上で参加しましょう。
実測5Mbpsあたりから、高画質でも画面が乱れたり停止したりすることなく安定したビデオ会議が可能になります。
時間にもよりますが、マイネオの高速通信なら4G回線でも10Mbps以上はでますので、大事な会議のときにはパケットを消費して高速通信を行うといいでしょう。
2022年3月から新しいマイそくが登場
新しく登場した、「マイそく」 スタンダードとプレミアムがありますが、プレミアムを契約すると通信速度が1.5Mbps→3Mbpsになります。お昼の時間以外は会議もバッチリです。
パケット量:頻繁にZoomをするなら20GBプラン
消費パケット量もやはり音声のみとビデオ会議では大きな差があり、プラン選定も全く異なってきます。
まず、音声のみの参加ですと1時間あたり60~80MB程度の消費となります。
しかし前述の通り、音声のみならば節約モードの回線速度で全く支障ありませんので、パケット量を消費する必要はありません。パケット放題Plus等も考慮する必要はないでしょう。
一方でビデオ会議に参加すると、1時間あたり500~700MB程度消費します。画質によって消費パケット量は大きく異なりますが、あまり落としすぎるとブロックノイズまみれになって、こちらから見にくいだけでなく相手方からも自分の映像が見にくくなり迷惑を掛けるため、いくら落としても1時間500MB程度が限度でしょう。
消費するパケット量は、例えば週に1時間×3回の会議を行うと約7GB、週に5回だと約12GBです。よってある程度の頻度でZoomを行うならば、画質を抑えてパケット放題Plusに頼るか20GBのプランにするか、どちらかになるでしょう。
Web飲み会に使う場合、つい時間を忘れて話し込んだり、酔っ払ってビデオ会議を繋ぎっぱなしで寝てしまったりといった事故が起こりがちです。
一晩で20GBの大半を消費してしまったなどという話も聞きますので、飲み会はパケット放題Plusで参加する・一定時間で切断する設定にしておくなどの対策をしましょう。
2022年4月から始まる「パスケット」も利用しよう
パスケットは余ったパケット(ギガ)を無期限かつほぼ無限に預けられるオプションです。
重要な会議の時はこのパスケットに預けたパケット(ギガ)で通信するのも良いでしょう。
パスケットの解説はこの記事をご覧ください。
その他:Zoom用回線を別途契約するのもアリ
SIMカードスロットを持つパソコンやタブレットでZoomをする場合、あるいはZoom用にテザリング端末を用意している・できる場合は、専用のマイネオ回線を別途契約するという手もあります。
Zoomのせいでパケット量が枯渇してしまいスマホで何もできなくなったという事態は避けたいものです。
Zoom用の回線を別にしておけば、Zoomしながら酔っ払って寝落ちしても専用回線のパケット量が空になるだけで、スマホのメイン回線は影響を受けません。
Zoom用回線は電話番号が付帯しないシングルタイプでOKですし、マイネオでは複数回線を契約すると割引が付きますので、2回線目の取得・維持も比較的安価に行なえます。
またパケットシェアやパケットギフトで余ったパケットのやり取りなども行えますので、複数回線の運用には色々なメリットがあります。
マイネオならZoomもOK!余裕を持ってプランを決めよう
以上のように、マイネオでも適切なプランやオプションを選ぶことで、速度的にもパケット量的にも十分にZoomを使いこなすことができます。
Zoomは慣れてくるとプライベートでも雑談やオンライン飲み会に使いたくなるものですから、パケットの消費量は余裕を持った見積もりをするといいでしょう。マイネオの大容量プランはコスパがいいですし、オプションのパケット放題Plusが無料になるというサービスもありますので、まずは20GBプランで運用してみることをおすすめします。
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