2月22日より始まった異色のプラン・マイそく スーパーライト、当サイトでも発表会後にファーストインプレッションをお伝えしました。

その後、スーパーライトについてマイネオのスタッフブログ等でも情報が出てきています。
スーパーライトはマイそくのバリエーションの形を取ってはいますが、他のマイそくと違う制限・制約などが多く、やはり単に安いからといって安易に飛びつけるものではないようです。
そこで、現在確認できているマイそく スーパーライトの制限等や注意点をまとめましたので、スーパーライトを契約する予定の方は参考にしてください。
マイそくスーパーライト料金・維持費について
スーパーライトの唯一にして最大のメリットが維持費の安さですが、その料金面に関しても注意が必要な点があります。
・事務手数料、SIMカード発行料は必ずかかる(エントリーコードや紹介による割引は使えない)
・複数回線割引、家族割引、eo×mineoセット割など各種割引は適用されない
まず、スーパーライトでは契約事務手数料を無料にする手段がありません。
これは格安プランとしては結構大きな問題で、事務手数料は3,300円ですので維持費が安いこと以上に事務手数料のデメリットのほうが重く感じるかもしれません。
マイそく ライトならエントリーコード利用で事務手数料を無料にできるため、事務手数料3,300円分の元を取るにはそれなりの期間を要します。
また、もし複数回線割引等の割引が適用される条件を満たしている場合、ライトでは適用されスーパーライトでは適用されないため、維持費の優位点も薄れることとなります。
スーパーライトを契約する前にライトで適用される割引がないかどうか、事前に確認してみるといいでしょう。
契約変更について
スーパーライトの重要な注意点として、他プランからスーパーライトへの変更はできないという点があります。
つまり、スーパーライトはマイネオの新規契約時にしか選ぶことができません。
スーパーライトから他のプランへの変更は可能ですが、逆はできないため、マイネオの電話番号1契約においてスーパーライトを試すことができるのは1度きりということになります。
スーパーライトは維持費が極めて安いため、電話番号維持用やMNPの玉用などに悪用されないための意図があるのかもしれませんが、どうしても使用感を試しづらい点がネックになります。
また、メインの回線として使いたいときはマイそく スタンダード以上に、予備や休眠時はスーパーライトにするといった柔軟な運用もできません。
契約時に必ず事務手数料がかかることも合わせて、スーパーライトの回線はスーパーライトのまま使い続けることになるでしょう。
よって、スーパーライトを契約する場合は、明確な目的を持ってスーパーライトのままで契約し続けるという認識が必要です。
バックアップ回線としてのスーパーライト
維持費が極めて安いことから、やはり用途としてあがってくるのはバックアップ回線でしょう。
月250円ならばサブ側のSIMとして契約し、普段使わなくても料金を続けてもいいと許容できる方が多いかと思います。
一方でeSIMサービスが始まってからは、回線障害等が起こってからeSIMを契約し急場をしのぐという方法が可能になりました。
不通期間が数時間〜1日程度発生することは避けられませんが、普段から無駄な維持費を払わずに済みますし、ネット利用ができるプランを選べばもちろんネットも普段どおり使うことができます。
したがって、バックアップ回線としてスーパーライトを契約しておくメリットがあるのは
・eSIMが使えない、またはeSIMがあっても数時間〜1日程度の連絡が取れない時間の発生を許容できない
・電話さえ使えればいい、ネットはほぼ使えなくてもOK
以上の両方を満たす場合に限られるでしょう。
eSIM端末を持っていながら活用できていない方などは、万が一のときにeSIMを活かす方向で考えるのも一案です。
まとめ:かなり用途は限られる。汎用性ならライト以上を
このように、マイそく スーパーライトがちょうど刺さるような用途はあるものの、かなり尖ったサービスであり汎用性は皆無です。
また、契約後に使えないからといってすぐプラン変更や解約をしてしまうと、事務手数料分の元を取れずに逆に損してしまいます。
本当に限られた用途にのみコスパが輝く、ピーキーなプランと言えるでしょう。
スーパーライトが役に立つ用途が無いわけではないので、よくよく用途を熟考し、スーパーライトの使いどころであることを確信した上で選んでください。
そうでなければ汎用的なライト以上のプランを選択しておいたほうが使い回しは効きます。
特に、少しでも普段遣い回線との兼用を考えるならばスーパーライトは避けてライト以上を、できればスタンダードなどの普通に快適なプランを選ぶことをおすすめします。
ライトならエントリーコードが使えます
当サイトではマイネオの契約事務手数料3,300円が無料となるエントリーコードを配布しています。
お得にマイネオを始められるのでぜひ使って頂きたいものになりますが、スーパーライトをお試しで使おうとするとこのエントリーコードは使用できずに契約事務手数料3,300円を払って試すことになります。
試した結果やはり気にいらないとなると3,300円が無駄になってしまいます。
マイそくライト(月額660円)のほうであればエントリーコードが使えますのでお試しでの利用に適しています。
マイそくライトでは平日昼12~13時に32kbpsの制限がかかるので32kbpsでの使用感も試すことが出来ます。
試した結果32kbpsで問題無ければマイそくスーパーライトを、問題があればマイそくライトやスタンダードを検討するという形がお勧めかもしれません。
なお、ライトからスーパーライトへのプラン変更はできないためお試し期間中は新電話番号で行い、方針が決まれば電話番号持ち運び(MNP)を行うと良いと思います。(マイネオには最低利用期間のような縛りはありません。)
スタンダードと夜間フリーもおすすめ
マイそくスタンダードと夜間フリーの組み合わせで、3日間10GBの制限を解除する実験も行ってみました。(2023.4.10掲載)