マイネオの「ゆずるね。」リニューアルの目玉として突如降臨した新特典パケ増し。
マイピタ契約分のパケットが付与されるとして注目を集めていますが、それは少し正確ではないようです。
公式サイトの説明の文言が一部で憶測を呼んでいますが、当サイトでは実際にマイネオ運営に問い合わせた結果を元に、格安SIMの大容量プランの常識を覆すような高コスパ運用法を紹介します。
ゆずるね。についてはこちらの記事で解説しています。
パケ増しの付与パケット量は「最も大きい契約容量」!
いきなり本題ですが、マイネオ公式ではパケ増しについて、以下のような文言が付いています。
○ 達成翌月の1日0時時点にて、同一eoIDで回線を保持されているお客さまのご契約容量に基づき、付与パケットは計算されます。
○ 同一eoIDで複数回線を契約されている場合は、最も大きい契約容量の100%のパケットが付与されます。
(マイネオ公式 ゆずるね。https://mineo.jp/service/unique/yuzurune/ より引用)
つまりどういうことでしょうか?
同じeoIDでマイピタ20GBと1GBの2回線契約しているとします。
両方の回線において「ゆずるね。」を20回達成して特典のパケ増しを得たとすると、上記の説明を文字通り解釈すれば……
マイピタ20GBのパケ増し→翌月20GB増量
マイピタ1GBのパケ増し→翌月20GB増量
ということになるのでは?という疑問です。
わざわざ「最も大きい契約容量の100%のパケット」と明記しているのですからそうならなければおかしいのですが、しかしこのシステムだとマイピタ1GBの契約を増やすだけで実質的に20GB増となってしまいます。
2回線程度ならともかく、1GB回線を増やせば増やしただけ20GB進呈はまずいのでは……と直接マイネオ運営の方へ聞いてみました。
すると、「認識の通り、同一eoIDで20GBの回線をお持ちならば、ゆずるね。達成回線の容量に関わらず何回線でも20GBが付与される(要約)」との回答を得られました。
正直、「いやーマジかよ…」と思いましたが、公式がそういうなら間違いありません。
ユーザー側としてはお得な使い方を見つけるだけですね。
20GB増やし放題でコスパがヤバい!?
この性質を活かし、格安大容量回線として容量を増やしていくことを考えてみましょう。
まず、パケ増しで何GB付与されるかは、当該のゆずるね。達成翌月1日時点で契約中のマイピタ最大容量によります。
ですので、容量を稼ぐならば20GB回線を一つ契約し続ける必要があります。メイン回線候補ですね。
これ1回線のみで通常の20GB+パケ増しの20GB=40GBが確保可能です。
次に、同一eoIDで容量稼ぎ担当の1GB回線を必要なだけ契約します。特に必要がなければシングルタイプで問題ありません。
こちらは1回線あたり1GB+パケ増し20GB=21GBが確保できます。
契約する回線を以下にまとめます。
マイピタ20GB(デュアルタイプ) 40GB/2,178円
……1回線のみ必須
マイピタ1GB(シングルタイプ)21GB/880円
……容量を増やしたい分だけ
また、マイネオには同一eoIDで複数回線契約していると自動的に割り引かれる「複数回線割引」があり、2回線以上契約時に1回線あたり55円割引されます。
以上を踏まえると、全回線でゆずるね。20回達成を前提とした容量・料金は以下のようになります。
・マイピタ20GBのみ 40GB 2,178円
・マイピタ20GB+マイピタ1GB 61GB 2,948円(110円割引)
・マイピタ20GB+マイピタ1GB×2 82GB 3,773円(165円割引)
・マイピタ20GB+マイピタ1GB×3 103GB 4,598円(220円割引)
おまけに20GBプランにはパケット放題Plus(1.5Mbpsで使い放題)まで付いています。
パケ増し前提でお得なプランを考えてみました。
パケ増しを使って固定回線のかわりも兼ねてしまうのもアリかもしれません。
他社大容量プランと比較
次に、競合他社の大容量プランと容量・料金面を比較してみましょう。
なお、マイネオは1GB回線の数だけ容量の1の位に端数が出ますが、他社に合わせて端数は切り捨てて比較します。
20GB | 40GB | 60GB | 80GB | 100GB | |
---|---|---|---|---|---|
マイネオ | 2,178円 | 2,178円 | 2,948円 | 3,773円 | 4,598円 |
ahamo | 2,970円 | 4,950円 | 4,950円 | 4,950円 | 4,950円 |
楽天モバイル | 2,178円 | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 | 3,278円 |
※ahamoは基本20GBであり、大盛80GBオプションを付けると20GB~100GB利用できます。
※楽天モバイルは20GBまでは変動料金で20GB以上の利用は3,278円での定額利用可です。
いかがでしょうか。
まずahamoと比べた場合、容量単価ではマイネオが確実に勝っています。
多段階的に容量を選べるのも大きなメリットで、20GBでは足りないが100GBまでは要らないという方にとってはコスパの差はさらに広がります。
一方で速度や回線品質面ではahamoに分がありますので、料金が近接する100GB付近ではどちらの選択もあり得るといった感じでしょうか。
楽天モバイルと比べた場合は、20GBまでは同額、40〜60GBではマイネオのほうが安い、それ以降は容量が増えれば増えるほど楽天モバイルのほうが安くなるといった関係になります。
やはり楽天モバイルの容量無制限は超大容量になるとコスパが高いことは事実です。
ただしマイネオはパケット放題Plus付帯により多少容量が足りなくても柔軟に対応できることや、サービスエリアがau・ドコモ・ソフトバンクに準ずる(プランによる)など、優位点も少なくありません。
個人的には地方で楽天が公称するサービスエリア内であっても電波1本〜圏外をうろうろし、接続がブツブツ切れる経験を何度もしているため、メイン回線に楽天を採用するのはまだ厳しいと感じています。
都市部で固定回線代わりならば問題ないと思われますが…。
パケ増しのギガも余ってしまうのでは?
パケ増しでギガを増やしてみたものの、意外と使わず余ってしまったらもったいない。
そのような心配を解消する方法がいくつかあります。
- パケットギフトをつかう(無料)
- パスケットを使う(有料ですが特典あり)
この2つを使うことでうまく繰り越すことができます。
詳しくはこちらを参考にしてください。
マイピタ割引キャンペーン(現在は終了)
この段落のキャンペーンは2023.11.30で終了しています。次回(未定)のキャンペーンの参考にしてください。
マイピタ割引キャンペーンはマイピタのデュアルタイプの月額使用料が最大12ヶ月間528円の割引がなされるというもので、2023年10月4日に始まりました。
今までのキャンペーンは、3〜4ヶ月間割引と短めのものが多かったのですが、今回は最大12ヶ月間割引です。
もちろん今回のキャンペーンもパケ増し運用と極めて相性が良く、20GBプランが1,650円、パケ増し要因の1GBプランもデュアルタイプなら770円になります。1GBのシングルタイプが880円ですので約1年間はデュアルタイプを契約した方がお得です。
12ヶ月の総割引額はかなり大きいですから、パケ増し運用をお考えの方はキャンペーン期間内に契約することを強くお勧めします。
ただしパケ増し要因の1GBプランは、デュアルタイプで申し込んで割引終了後にシングルタイプへ変更するつもりですと変更手数料3,300円がかかり元が取れませんのでお気をつけください。
今回のキャンペーンは最大12ヶ月適用されますので、今までのように早期に解約や返納する必要がありません。
(マイネオは最低利用期間が無いのでパケ増し用回線はキャンペーン終了後に解約してシングル(データSIM)に契約し直すのも手です。この場合もエントリーコードが役立ちます)
パケ増し運用が熱い!超大容量が必要ならお勧め!
このように、パケ増しを組み込んだ超大容量プランはコスパぶっ壊れといっても過言ではない、今までにない容量単価を実現しています。
特に40〜60GBのレンジでは向かうところ敵なしといった感じで、これ以上の選択肢はないでしょう。
パソコン回線を兼ねるテザリング回線としても最有力候補です。
エントリーコードを入手してお得に使おう
当サイトではマイネオの契約事務手数料3,300円が無料となるエントリーコードを配布しています。
パケ増しの運用には複数回線使いますのでこのエントリーコードを使うのが最適です。
マイネオを始められるのでぜひ使ってみて下さい。