マイネオの特徴的なサービスの一つであり、多くのユーザーが熱心に参加していることで知られる「ゆずるね。」。
当サイトでも何度も紹介しているため、マイネオ未利用者でも「なんか色々特典がもらえるお得な制度」としてご存じではないでしょうか。
確かにゆずるね。はユーザー目線だと単純にお得な制度なのですが、マイネオの方向性や運営方針を示す重要なコア機能の一つでもあります。
そんなゆずるね。について、そもそも何故このような制度があるのかから、詳しく解説していきます。
マイネオの「ゆずるね。」とは？
ゆずるね。とは何か、公式サイトの概要では以下のように説明されています。
「mineoユーザーみんなで月曜～金曜の12時～13時の通信をゆずり合い、混雑を緩和するプロジェクト」
具体的には、容量別の料金プラン・マイピタ契約中のユーザーが上記の通り月曜〜金曜の各日において12時〜13時にネット通信を行わない宣言をし、実際に当該時間帯にほとんど通信を行わない（具体的な通信量等は非公開）とゆずるね。達成となります。
この達成に対して特典を与えることで自主的に平日昼の通信を控えてもらい、平日昼の回線混雑を避けるプロジェクトというわけです。
そもそもの話として、平日の12時〜13時は格安SIMの速度がかなり落ちやすい時間帯です。
最近でこそ各社がこぞって対策を打っているため極端な状況にはなりにくいですが、かつて格安SIM＝平日昼はほとんど使用不能という状況が日常茶飯事だったことさえありました。
格安SIMの速度低下の2つの理由
①回線の帯域が限られている
格安SIMはドコモ・au・ソフトバンクのキャリアから回線を借りて運営していますが、借りている「回線の帯域の広さ」によってキャリアへ料金を支払っています。
そのため、格安SIMがその格安料金を実現するためには必要最小限の帯域を借りてやりくりする必要がありますが、これは急激な同時利用者数の増加に対応できないという問題をはらみます。
②昼休みで使う人が多い
平日12時〜13時というのは多くの学生・社会人の昼休み時間にあたり、ネットの利用者数が急激に増える時間帯です。
いくら昼休みでも平日昼に限ってそこまで急増するのかと思う方もいるかも知れません。
ですが、昼休みが始まったと同時に無意識的にスマホを取り出してネットやSNSを見始める人は想像する以上に多いものです。
実際にこれが原因で帯域使用率の極端なピークが形成され、格安SIMでは大きな問題となります。
この2つの要因が重なることにより限られた帯域にユーザーの通信が集中し、回線が極度に混雑し速度が遅くなったり反応が悪くなったりします。
そこでこの問題を解決する方法ですが、安いことが大前提の格安SIMが「料金を上げて帯域を拡大する」というアプローチは取りにくく、①を解決することは困難です。
そこで、②を解決することで平日昼の回線状況を解決しようというアプローチから生まれたのが「ゆずるね。」なのです。
「ゆずるね。」宣言と達成するまで
それでは、実際にゆずるね。の宣言をする方法を見てみましょう。といっても何も難しいことはありません。
公式サイトからマイページへログインすると、残容量のグラフや節約スイッチの下に大きくゆずるね。宣言ボタンが表示されているのでこれを押すだけです。
マイネオアプリをインストールしているならなお簡単で、ログインが済んでいるならデフォルトで最初のページの左下にゆずるね。宣言ボタンがあるので、これをタップすればOKです。
こうして宣言した上で該当日の12時〜13時にほぼ通信を行わなければ達成となります。
どの程度の通信ならば達成扱いになるか、詳しいことは非公開ゆえわかりませんが、誤ってLINEのテキストメッセージや文字のみのメールを1回送信した程度ならば見逃されることが多いようです。
ですがスマホは裏でアプリ更新やセキュリティアップデートなど勝手に通信を行うことが多々あるので、万全を期すならば機内モードや他のSIMへの切り替えなどを活用するといいでしょう。
ちなみに、ゆずるね。宣言をした上で昼にネットを使ってしまっても、達成回数にはカウントされませんがそれ以上のペナルティはありません。
最初のうちはゆずるね。時間帯であることを失念してネットを使ってしまうことがよくありますが、気にせずにどんどん宣言していきましょう。
マイネオでは「ゆずるね。」しないとダメ？
マイネオでは平日昼の帯域を空けるためにゆずるね。制度を設けていますが、ゆずるね。をせずに平日昼にネットを使うことは可能ですし何も問題はありません。
もちろん、マナー違反ということもありません。
ゆずるね。をする方はその回数に応じて特典をもらっているわけですし、特典をもらわずに他のユーザーからゆずってもらうという使い方も当然アリなのです。
ゆずるね。で豪華な特典がもらえることも、ゆずるね。のおかげで平日昼も比較的速度が安定している点も、どちらも大きなマイネオのメリットです。
ゆずってもゆずられてもマイネオは魅力的な格安SIMと言えるでしょう。
「ゆずるね。」に参加するメリット
非常に多くのマイネオユーザーがゆずるね。に参加している理由は、何と言ってもその特典にあります。
1ヶ月間にゆずるね。を達成した回数に応じて特典が翌月〜翌々月にかけて付与されます。
そしてこの特典がかなり豪華なため、多くのユーザーが毎日ゆずるね。に励んでいるのです。
現在の特典は以下のようになっています。
| 達成回数 | 特典 | 獲得時期 |
|---|---|---|
| 5回 | パケット100MB | 翌月21日頃 |
| 10回 | ゆずるね。深夜フリー | 翌々月1日 |
| 15回 | パケット200MB | 翌月21日頃 |
| 20回 | パケ増し | 翌々月10日頃 |
（マイネオ公式 ゆずるね。達成特典 https://mineo.jp/service/unique/yuzurune/special-offer/ より引用）
この中で特に嬉しいのが10回達成の「ゆずるね。深夜フリー」と20回達成の「パケ増し」です。
特に20回達成のパケ増しは複数回線契約時に大量にパケットを増やすことができるという仕様があり、多くのユーザーがパケ増し前提のプランを組むなど、マイネオで今一番熱いネタとなっています。
上級者向けですが、詳しくは以下の記事をご覧ください。
ちなみに、ゆずるね。の達成回数判定の期間は毎月1日〜末尾ではなく、毎月21日〜翌20日となっています。
ゆずるね。対象が平日のみであることを考えると20回達成などはスケジュールが厳しく、マイネオ契約初月は契約日が悪いと目玉のパケ増しが入手不可能になってしまいます。
パケ増しを初月から入手するための契約日戦略については以下の記事でまとめていますので、ぜひご覧ください。
まずは一度「ゆずって」みよう！
以上、マイネオ初心者向けにゆずるね。の趣旨と具体的な内容について解説しました。
元々平日昼の速度が制限されているマイそくユーザーはゆずるね。できないのが残念ですが、もしマイピタユーザーならばぜひ一度ゆずるね。に挑戦してみてほしいと思います。
最初は達成できなかったらどうしようなどと思うかもしれませんが、ペナルティなどは何もありませんし参加することにはメリットしかありません。
マイネオはユーザー参加型のシステムが多く、ゆずるね。はその代表的なものの一つです。
ゆずるね。に参加して達成を喜んだり、宣言を忘れて頭を抱えたり、特典をもらってお得な思いをすること全てにマイネオのエッセンスが詰まっているといえるでしょう。
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当サイトではマイネオの契約事務手数料3,300円が無料となるエントリーコードを配布しています。
マイピタとマイそく（スーパーライトは除く）のどちらでも利用可能です。
賢く節約してまいりましょう。
そんなお得にマイネオを始められるのでぜひ使ってみて下さい。
