2025年6月、原材料費の高騰や物流コストの増加、円安などの影響により、さまざまな物品の値上げが実施されています。
帝国データバンクの調査によると、6月の値上げ品目数は1,932品目に達し、前年同月の約3倍に上ります。
特に食品を中心に、調味料、加工食品、乳製品などが大きく影響を受けています。
本記事では、2025年6月から値上げされた主な物品の種類とその価格動向について、具体例を交えて解説します。
値上がりした物品等の一覧
まずは値上がりした物品類を見てみましょう。品物だけでなくサービスの価格も上がっているものがあります。
1.食品
食品分野は、2025年6月の値上げの中心となっています。帝国データバンクの調査によると、1,932品目の値上げが予定されており、平均値上げ率は14%です。以下に、主要なカテゴリごとの値上げ状況を詳しく見ていきます。
1.1 調味料
調味料は、6月の値上げ品目の中で最も多く、962品目が対象となっています。 特に、原料米の高騰や天候不順の影響を受けた商品が目立ちます。以下は具体例です。
清酒:原料米の価格上昇により、約2年ぶりに値上げ。例として、主要メーカーの清酒(720ml瓶)は平均で約10~15%(約100~200円)の価格上昇。
醤油:大豆や小麦の価格高騰により、家庭用醤油(1L)は約5~10%(約30~50円)値上げ。
マヨネーズ:食用油のコスト増により、450gパックのマヨネーズは約10%(約20~30円)値上がり。
1.2 加工食品
加工食品も755品目が値上げ対象となり、家庭の食卓に直接影響を与えています。 主な例は以下の通りです。
カップ麺:小麦や油脂類の価格上昇により、1個あたり約5~10%(約10~20円)の値上げ。人気ブランドのカップ麺(1食)は、約180円から200円前後に。
パックごはん:米の価格高騰の影響で、200gパックのごはんは約10%(約10~15円)値上がりし、1パック約150円前後。
レトルト食品:カレーやパスタソースなど、1袋あたり約5~8%(約10~20円)の価格上昇。
1.3 乳製品
乳製品は106品目が値上げ対象で、酪農コストの上昇や飼料価格の高騰が主な要因です。
牛乳:1Lパックの牛乳は約5~7%(約10~20円)値上げされ、約230~250円に。
ヨーグルト:400gパックのプレーンヨーグルトは約7%(約10~15円)値上がりし、約180円前後。
チーズ:スライスチーズ(6枚入り)は約10%(約20~30円)値上げ。
1.4 その他の食品
海苔:原料の海苔価格の上昇により、10枚入りの焼き海苔は約10%(約20~30円)値上げ。
菓子:チョコレートやスナック菓子は、カカオや砂糖の価格高騰により、1袋あたり約5~10%(約10~20円)の値上げ。
2.日用品
食品以外にも、日用品の値上げが続いています。原材料費や輸送コストの上昇が主な要因です。
以下は代表的な例です。
洗剤:洗濯用洗剤(1kg)は、石油由来原料のコスト増により、約5~8%(約20~40円)値上げ。1パック約500円前後。
紙製品:トイレットペーパーやティッシュペーパーは、パルプ価格の上昇により、約5%(約10~20円)値上げ。12ロールのトイレットペーパーは約400円前後に。
衛生用品:シャンプーやボディソープは、約5~10%(約20~50円)の値上げで、500mlボトルは約600円前後。
3.サービス
サービス分野でも、物流コストや人件費の上昇により、一部で値上げが見られます。
外食:ファミリーレストランやファストフードの一部メニューが約3~5%値上げ。ハンバーガーセットは約700円から750円前後に。
配送料:宅配サービスの送料が、物流コスト増により約5%(約50~100円)上昇。標準サイズの荷物は約800円前後。
値上げの背景と今後の見通し
2025年6月の値上げは、以下のような要因によるものです:
原料米の高騰:天候不順や生産量の減少により、米関連商品(清酒、パックごはんなど)の値上げが顕著。
円安:輸入原材料(小麦、大豆、食用油など)の価格上昇。
物流・エネルギーコスト:2024年問題(物流業界の労働時間規制)に伴う輸送費の増加や、エネルギー価格の上昇。
帝国データバンクによると、2025年通年の値上げ品目数は、10月までの公表分で既に1万6,224品目に達し、2024年の1万2,520品目を約3割上回るペースです。
このまま進めば、2022年の値上げラッシュ(2万5,768品目)に匹敵する可能性があります。
家計への影響と対策
6月の値上げは、調味料や加工食品など日常的に使用する商品が多く、家計への影響が懸念されます。以下は節約のための対策例です。
まとめ買い:値上げ前にストック可能な商品(調味料やパックごはんなど)を購入。
代替品の検討:プライベートブランドや安価な代替品を選ぶ。
自炊の工夫:外食を控え、値上げの影響が少ない食材を使った料理を増やす。
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まとめ
2025年6月の値上げは、食品を中心に1,932品目が対象となり、調味料(962品目)、加工食品(755品目)、乳製品(106品目)などが主なカテゴリです。
平均値上げ率は14%で、清酒やカップ麺、牛乳などの生活必需品が約5~15%値上がりしています。
日用品やサービスも影響を受け、物流コストや円安が背景にあります。家計への負担を軽減するため、早めの対策が求められます。