スマホの価格競争や廉価帯の性能向上が目覚ましいですが、最も競争が激しいのが大型エンタメ系のスマホです。
6.5インチクラスの大きく鮮やかな画面を携え、その画面にコンテンツを描画するに耐える性能を詰め込みながらも低~中価格帯に抑える……そんな利益が出ているのか心配になるようなスマホが数多く見られますが、ユーザーとしては嬉しい限りです。
今回はそんな激戦上から、SHARP製のエンタメスマホ AQUOS sense4 plusを紹介します。
鮮やかなディスプレイが目を引く大型スマホ
AQUOS sense4 plusは6.7インチディスプレイを搭載した大型のスマホであり、マルチメディアを楽しむエンタメスマホとはっきり方向づけられて作られた機種です。
片手で軽々操作とか、小さなポケットにも入る可搬性などは期待できませんが、その分大きなディスプレイで楽しむ映像作品やゲームは没入感が高く別格です。
元々ディスプレイ分野はSHARPの得意とするところですが、AQUOS sense4 plusもエンタメスマホとして作られた以上ディスプレイ品質には並々ならぬ力が入れ込まれています。
低価格帯ながら90Hzの高リフレッシュレート表示に対応、画面スクロールではその滑らかさをはっきり感じることができるでしょう。
またタッチサンプリングレートは120Hzで、1秒間に120回もタッチを検出し遅延の少ないゲーミング体験を実現します。
一般的なディスプレイではどちらも60Hzなので、廉価帯のスマホながら力を抜いていないことが見て取れます。
価格に見合わないゲーミング性能を内包
AQUOS sense4 plusはスマホの頭脳部であるプロセッサに、Snapdragon 720Gを採用しました。Snapdragonのモデルナンバー末尾にGが付くものはゲーミングモデルとなっており、グラフィック描画機能が高められていることを示します。中程度の負荷のゲームなら難なくこなせてしまいますし、ゲーミングプロセッサは通常処理に使われるCPU性能も高いですから、普段遣いのタスクも一通り快適にこなすことができます。
エンタメスマホである以上グラフィック関係のスペックが高いのは当然と思われるかもしれませんが、ゲーミングプロセッサは高価であり廉価帯のスマホに積まれることはあまりありません。
AQUOS sense4 plusのコスパに優れる大きなポイントの一つです。
美しいフォルムのシンプルな仕上げ
こういってはなんですが、AQUOSのローエンドからミドルレンジのスマホは見た目がやや洗練されていなくて野暮ったい印象を受けることがありました。
そこまで言わなくとも、なんとなく特徴的な見た目の背面といった感想を受けます。
しかしAQUOS sense4 plusは一転、シンプルでスッキリしたデザインを採用し生まれ変わりました。
色はブラック・パープル・ホワイトの3色を揃えており、特にブラックとパープルの2色は写真で見るとベタッと暗い色に見えますが、光が当たるとグラデーションがかかって見えるような表面処理と材質になっていて高級感があります。
触った感触のしっとりさと合わせて、安いながらも所有欲を満たしてくれるデザインです。
また大型スマホながら重さは197g、厚さは8.8mmと常識的な範囲に抑えられており、見た目の大きさから想像するよりも軽くシュッとした印象がさらに高級感を演出します。
AQUOSならではのユーザーフレンドリーな操作感
AQUOSスマホで忘れてはならないのが、独自のソフトウェアによるユーザーフレンドリーな操作感です。
AIによる血の通ったコンシェルジュサービスを行うエモパーを始めとして、AQUOSの便利機能・サービスはAQUOS sense4 plusにももちろん全部入りです。
大画面のAQUOS sense4 plusではこの独自の便利機能による恩恵が大きく、例えばSNS等の縦長なコンテンツを都度指で動かさずに流し見できるスクロールオート機能は、スマホを把持しながら同じ手で操作するのが少し大変な大型の当機でこそ輝く機能です。
エモパーの音声による操作ができるアシスタント機能もそうですし、大型スマホであるがゆえのデメリットをAQUOSのソフトウェアが上手に埋めてくれている印象を強く受けました。
実は今が買いどきかも?マイネオで安く手に入れよう
AQUOS sense4 plusは5G非対応の4Gスマホですし、世代落ちなので今更買うのはどうなんだろうと思う人がいるかもしれません。
しかしスペックを一つ一つ見ていくと、販売当初の価格から見てもコスパが良いと評されるようなゲーミングスペック・高画質ディスプレイなどを擁しているため、賞味期限が切れるのはまだまだ先のことでしょう。
一方で価格は下がってきており、マイネオの端末セールやキャンペーンでも度々顔を出すようになりましたので、むしろ発売当初よりも買い時と言えるかもしれません。
大型でエンタメ寄りのコスパスマホが欲しい方は要チェックです。
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