最近モバイル界隈でVoLTE非対応機種が使えなくなるという話題が広まっています。
マイネオでも公式にアナウンスが発表されたので、知っている方もいるかもしれません。
https://support.mineo.jp/news/1115/
マイネオのアナウンスでは非対応機種もいくつか記載してありますが、自分の端末は大丈夫なのか?と不安になる方もいるでしょう。
また、そもそもVoLTEとは何なのかと疑問を持たれるかもしれません。そこで、VoLTEとは何なのかとVoLTE対応機種について解説します。
基本:VoLTEは音声通話を4Gデータで伝送する技術
VoLTE以前の音声通話では、音声データのやり取りを2G/3G回線にて送っていました。
日本では2G回線は既にサービス終了していますので3G回線が使われます。
しかし音声通話よりいち早くデータ通信が4Gに移行し、データは4Gだが通話は3Gという状況が生まれました。
そうすると、スマホで4G通信を使っている最中に電話を着信すると回線が3Gに切り替わってデータ通信が停止してしまう、という問題も発生するようになりました。
これを解消するのがVoLTEで、音声をデジタルデータ化することで元々音声を運ぶ仕組みを持たない4G(LTE)回線経由で通話を行えるようにする技術です。
問題は3G電波網の停波
ではなぜ今VoLTE非対応機種が使えなくなると言われているかというと、3G電波網の停波が間近に迫っているからです。
特にauは2022年に3Gサービスを終了する予定となっており、そうすると上で説明したとおりVoLTE非対応機種では音声通信を3G経由で行っていますから、2022年から通話機能が一切使えなくなることになってしまいます。
これはauだけの問題ではなく、早かれ遅かれドコモでもソフトバンクでも起こる問題です。
ちなみに、新規参入した4番目のキャリア回線である楽天モバイルは最初から3G回線網を持っていませんので、既にVoLTE非対応機種では通話ができません。
自分のスマホはVoLTE対応?非対応?
自分のスマホがVoLTEかどうかをスマホ上から知ることは難しいのですが、スマホの種類などから見分ける指針を示します。
iPhoneのVoLTE対応状況
まずiPhoneですが、2014年発売のiPhone 6以降の機種は全てVoLTE対応ですので、よほど古い機種以外はまず大丈夫です。
逆にVoLTE非対応のiPhoneはセキュリティアップデートも提供対象外の機種がほとんどですので、その意味でも買い替えを検討したほうがいいでしょう。
AndroidのVoLTE対応状況
次にAndroidスマホですが、話はやや複雑です。
まず国内市場で販売されている、並行輸入品などではない日本向けの機種について。これはここ5年ほどに発売された端末ならば問題ないでしょう。
というのも日本ではその頃には音声通話はVoLTEに主軸が移っていましたので、日本向け機種でVoLTE非対応であることはほとんどないはずです。
それより多少古い機種でもVoLTE対応であることが多いと思いますが、個別の確認が必要です。
問題はグローバルモデルや海外モデルのAndroidスマホを個人輸入や並行輸入品として購入した場合で、これは2021年発売の最新モデルであってもVoLTE非対応である可能性があります。
特に中国メーカーのスマホの場合、中国本土の音声通話の回線網が現在でも4Gに移行しきっていないという事情があり、必ずしもVoLTEの対応が必須ではありません。
ですからコスト削減のためにVoLTEの対応を省いている最新スマホが少なからずあるのです。同じような状況の国は他にも存在するため、国外向けのスマホ端末は新しいものであってもVoLTEに対応しているかどうか自分でちゃんと調べなければなりません。
VoLTE対応/非対応はメニューなどには表示されない
面倒なことに、システムメニュー等に端末がVoLTEに対応しているのかどうかを示す項目は存在しません。
Androidでは電話アプリの隠しコマンドとして、ダイヤルパッドから「##4636##」と入力するとネットワーク状況の確認画面に入れる場合がありここから確認する術はあるのですが、専門的な内容となり誰にでもおすすめできるものではありません。
マイネオの端末ショップから購入すれば絶対安心!
当然ながら、マイネオの端末ショップで販売しているスマホは全て日本向けの技適付きスマホであり、マイネオが公式で動作確認もしていますので、VoLTE問題に限らず全ての面でマイネオを安心して使えるようになっています。
通販サイトでSIMフリー端末を購入する場合、詳しくないと知らずに技適無しの並行輸入品を買ってしまう場合もありますので、自信がない方はマイネオの端末ショップを利用することを強くおすすめします。
また、マイネオの端末ショップは既存の回線契約者が機種変更用に追加購入することもできますので、3G停波で使えなくなる機種をお持ちの方もマイネオ公式から機種変更するのがおすすめです。
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